家でも保育園でも大きな問題なくマイペースに育っていくそうた。
離乳食も順調に進み、食べることが大好きで、バンボやダイニングチェアに乗せると食事だとわかり、全身で喜びを表現します。体格も同じ月齢の子に比べると大きい方。運動発達も順調でした。
なにせ、言語聴覚士の養成校では、小児分野で発達全般(運動・認知・言語・社会性)を学びます。そうたは初めての子だったので、学んだ知識を元に「よし、喃語が出てきた」と安心したり、「そろそろ寝返りの時期だけど・・・ちょっと促してみるか」とやや強引に寝返りを迫る環境を作ったりして心配になったりと、ややナーバスに経過を追ってきた気もします。
初語は1歳のときに「マンマ」。その後、アンパンマンを「あんぱん」、電車を「でんた」と単語レベルの表出が数語みられていました。家の近くに線路があり、電車が通るまで家に入らない子でした。電車に手を振ると気が済んで、すんなり家に帰ります。「男の子はやっぱり乗り物が好きよね」「言葉の発達は男の子のほうが遅いって言うし、個人差もあるしね」と、自分に言い聞かせていました。
しかし、多少の違和感も感じていました。
一人遊びが好きで、転がして落とすといったおもちゃでひたすら黙々と遊ぶなど、あまり共感を求めてきませんでした。大泣きして何かを要求することも少なく、テレビもジーッと見続け、「マイペースで集中力のある子だなあ」「あまり手がかからない子だなあ」と思いながらも、
- その後の単語レベルの表出も限定的で少ない
- 同じ遊びを繰り返し、広がらない
- 母親を含め大人の関心を引いたり、こちらの様子を伺うことをあまりしない
「自閉傾向があるのかも・・・」と思うこともありました。しかし、おもちゃの蓋が開かなくて困って持ってくる事はありましたが、クレーン現象は見られず、アイコンタクトも可能でした。
これは・・・STママの出番かあ!
「カンカン、踏み切りだね。電車くるかな~、あ、来たね~!」「大きいワンワンだね~、可愛いね~」「ひとつちょうだい、はい、どうぞ~」などと寄り添い、声掛け、言語化しながら過ごしました。寝る前の絵本の読み聞かせも習慣化し、本も好きになっていきました。
そんなこんなで、1歳半健診を迎えます。
発達のチェック項目は問題なく通過。運動面は問題ないし、食事もよく食べるし、言語面もその程度の課題は出来ちゃうんですもの。
保健婦さんに笑顔で「なにか気になることはありますか?」と質問されましたが、「特にありません」と答え、「3歳児健診はこうもいかないかもな」と思ったSTママでした・・・
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