ASD息子がやっててよかった習い事 3選!

小学校

発達障害の子に、何か習い事をさせようか、と考えるとき、『好きなことを目一杯させて得意なことを伸ばしたい!』『将来に向けて、苦手分野を克服してほしい』など様々に悩むと思います。

息子も、色々とチャレンジし、脱落したらまた新しいことをさせてみて…と試行錯誤の連続でした。

ASD息子には向かなかった習い事… 3選

ここでは、その中でも長く継続でき、『やっててよかった!!』と思えた習い事を紹介します。

1.公文式

おなじみの『やっててよかった公文式!』です。

息子は、小学校1年生の5月から初め、中学校1年の春まで続けました。最初は算数のみで、4年生からは英語を追加しました。

課題の範囲が明確で、1日にこなすべき量がわかり、ルーチンは得意なASDなので、朝学校に行く前にやってしまう習慣をつけ、しばらく問題なく続けられました。

レベルが上がり、複雑な分数の四則演算などになると、朝のみでは1日分こなせないことも。朝できなかった分を夕方やるのは、本人としては納得できず。

1日分の宿題がプリント裏表5枚のところを3枚にするなど、先生が個々人に合わせて臨機応変に対応してくれたのも助かりました。

また単元が新しく変わると、最初はなかなか計算のルールが理解できず、軽くパニックになり、本人のモチベーションも下がり気味になりますが、先生も無理なく根気よく付き合ってくれました。

計算力自体はメキメキついて、母親よりも暗算は早くなったので、最初のルールさえ理解できれば、自力でこなしていけました。

数学も英語も、小学校高学年にもなれば中学校レベルを解くようになったそうた。中学校に入ってからも、しばらくは公文のおかげで数学・英語の学習面は多少楽だったと思います。

ただ、公文は図形や文章題は扱っていません。その単元の学校の勉強は親がサポートしましたが、国語がめっきり苦手なため、文章題は今でも苦しんでいます。

2.ロボット教室

ここ数年でよく見かけるようになりましたね。そうたが『行きたい!』と自分から言いだした習い事です。

息子が通ったのは、ヒューマンアカデミージュニア ロボット教室でした。

元々ブロックや工作が好きなそうたですので、動くロボットを作れる!というのはとても魅力的だったようです。パーツも見慣れたブロック様で、とっかかりやすそう、というのも良かったと思います。

また、その子の能力に応じたレベルから始めることができ、2回通うごとに新しいロボットを完成させるので、飽きることなく続けられました。

ロボットが完成すると「見て、見て!」と動く仕組みを説明しながら、楽しそうに家でも披露してくれました。

通常のブロック遊びは、自由に組み立てて遊びますが、ロボット教室ではテキストの図面通りに組み立てる必要があります。

やや注意力に欠けるそうたが、必至に図面を見て組み立てようとする姿に感動!時にはうまく動かないこともあり、「あれ、おかしいな…」と部品を組み立て直したりして解決しようとする姿にまた感動!

ロボット教室では、モーターの動く仕組みや部品の役割なども勉強になりましたが、そうたにとって『集中力』『忍耐力』『探究心』が育ったなと実感しました。

ものづくりの楽しさは、プラモデルを組み立てるという、現在の趣味に繋がっています。

3.ピアノ教室

幼少期から、親がポップスやロックの音楽をかけると体でリズムを取り、何度か聞くうちに覚えて歌えるようになっていた息子。

独語の延長でもあるのか、一人で歌っていることもありました。親バカですが、結構リズム感がいいんです。カラオケに連れて行ってもある程度音程が取れ、声量も十分。

『この子、音楽得意かも』『1対1でこの子の理解力に応じて教えてもらえれば』と親が長年ピアノを習っていたこともあり、ピアノをさせてみようと思い付きました。

ただ、じっと先生の言うことが聞けて従える基盤が備わっていないうちは、本人も先生も辛いだろうと、時期を見計らっていました。

3歳下の妹が年少の時にピアノを習い始めました。家で妹が練習している様子を息子も見ており、何度も練習曲を聞くうちに口ずさむように。

それから半年、小学校1年の秋でした。『あなたもピアノ習ってみない?』と声をかけ、妹と一緒にピアノ教室へ行くようになります。

音符の名前はなかなか覚えられませんできたが、音感はいいので、聴いて耳で覚えてどんどん上達するように。元々は左利きだったので、両手を使って演奏するのも向いていたと思います。

ただ、ASDの特性による不器用さの影響かもしれませんが、やや指に力が入り、手汗必至でした。発表会となると事前に会場を見に行ったり、見通しが立てるよう下準備は必須です。

それでも、毎年発表会で一人舞台で演奏できるまでになり、人前で発表する度胸も身についたと思います。

その後、中学生になって音楽の先生から『声がいいね』と褒められたり、『歌い手になりたい!』とオーディションを受けてみたりと、音楽が将来の選択肢にも繋がっているようです。

いかがでしたか? 

本人の特性に合ったことや得意なこと、好きなことは楽しく学べます。ただ、息子の場合飽きやすいのもあり、公文以外は2~3年で辞めてしまいました。しかし、その後形は変わっても、ものづくりや音楽への興味は広がっています。将来に直結しなくとも、きっと今後の糧になると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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